塞翁が馬

皆さんは 『人間万事塞翁が馬』という故事成語(中国の古い話に基づいて作られた慣用句やことわざ)をご存じですか?

昔、中国の塞翁さんという人の馬が逃げて残念がっていると、なんとその馬が別の馬を連れて帰ってきて喜んでいました。

ところがその馬から息子が落ちてケガをしてしまい、残念がっていると、なんとケガのおかげで息子が戦争に行かずに済みました。

この出来事から幸せな出来事も残念な出来事につながっているかもしれないし、その逆もしかり。

一喜一憂(物事が変化するたび喜んだり心配したりすること)をしすぎないようにと教えてくれる故事成語です。

 

英検の長文でもとある会社の上がったり下がったりな歴史が書かれています。

それは準2級、2017年の第2回、4ーBの”A Children's Toy”という長文です。

タイトルの通り、今では世界的に有名なおもちゃ会社のお話ですが、なんと石鹸を作る会社として始まったのです。

一体何がどうなって石鹸の会社がおもちゃ会社になったのでしょう?

せっけんが売れなくなったからこそ別の商品を編み出し、大ヒットしたもののまたそれが売れなくなってまた別の使い道を編み出したのです。

もし石鹸が順調に売れていたら、子供たちを楽しませるあのおもちゃはうまれなかったかもしれません。そのおもちゃとは一体!?

 

気になった方は塾に過去問がありますので、ぜひ当塾英語担当にお声がけください。

 

様々な困難を乗り越えてのサクセスストーリーなので読んでいてとても楽しい長文ですよ。

 

かくいう私も今、楽しく当塾で仕事ができているのも、前の職場でうまく行かなかったからな気がします。

 

前の仕事が上手くいってたら、、、きっとこの塾の存在も知らず、生徒さんと一生懸命目標に向かえる楽しさ、うまくいかなかったときのくやしさ、うまくいかなかったからこその努力、上手くいったときの嬉しさを知らずにいたと思います。

 

この文章を読んでくださっている方々の中にもうまくいかないことを抱えている方もいるかもしれませんが、もしかしたら想像もしないような嬉しい出来事につながっているかもしれませんよ。そう考えると少し気が楽になりませんか?

 

村山