グラフ

こんにちは、数学と英語を担当している大川です。

 

突然ですがみなさん、バスケのシュート確率を載せた表1とグラフ(図1)を見比べて、どちらの方が数値の大小の差がわかりやすいですか?

どちらの方が一番高い数値をすぐ見つけられますか?

おそらくグラフの方がわかりやすいはずです、そもそもグラフとはデータを可視化したものですしね。

 

そんな便利でわかりやすいグラフは、テレビや広告などいたるところで目にする機会があります。

しかし見る時に少し注意すべきこともあります。

 

おそらくグラフ(図1)を見たときにみなさんは、Wさんは他の人たちに比べて物凄くシュートが上手なんだと思ったのではないでしょうか。

しかしNBAでは3ポイントシュートの確率は30%弱~45%になることが多いので、縦軸の数値を変えるとグラフ(図2)のようになります。

差が小さくなりましたね、こうやって見るとWさんは「物凄く」上手というほどにも見えません。

実際NBAを知ってる人にとって、36.4%という確率はそこまで高くありません。

 

グラフは周りと比較する際にデザインや数値を変えることで、大きな差にも小さな差にも見せることができます。

みなさんもグラフを見るときには、その見やすさに騙されず、しっかり数字やそれらの背景も確認してみてくださいね。

 

大川