最近、英検の指導をしている高校生の生徒さんから、英単語を覚えるのに便利なアプリについて教えてもらいました。
それまでは、長文の中に英検頻出の単語がちりばめられいてような単語集をつかって単語を覚えるようにしていましたが、それはあまり好きでないようで、英検準1レベルだとやはり単語力がかなり必要になるので、どうしたものか…と思っていたところ、生徒自身が嬉しそうにその単語暗記アプリを紹介してくれました。
アプリの名前はチェックしませんでしたが、そういう英検に特化した単語暗記のアプリはいろいろあるようです。ちなみにTOEIC学習のアプリもいろいろ出ています(TOEICの公式問題集は3000円ぐらいしますが、英語の基礎力がある人はこういったアプリとTOEIC公式HPを活用することでかなり力がつくと思います!)。その子は、塾で用意した単語プリントはあまり活用しなかったようですが、アプリだと通学途中に時々やるようで、方法は何であれ自分にあったやり方で毎日英単語に触れる時間が出来たことは嬉しいことです。
単語暗記アプリというのは、アプリを開くと、新出単語が1つづつ画面に現れ、その下に、日本語で単語の意味が4つ登場し正しい意味を1つ選ぶという仕組み。10問ぐらいやった後、スコアがでてくるので、ゲーム感覚でできるかんじです。
本当は単語の音声も一緒に確認できる仕組みになっていれば良いのですが、仕組みがなければ、自身で心の中で暗唱すると覚えやすくなると思います。(その際、発音が分からない単語は調べて正しい単語をきちんと確認するようにしましょう)
暗記のコツは、口=音読する、耳=単語の音を聞く、手=手で書くの3要素を使い、身体のいろいろな器官をつかって覚えるようにすると定着が早いと言われています。アプリだとあまりこの要素を活用できないので、自宅など音を出してもよい環境では、音読して口を使い、その音を聞くことで耳を使うことで2要素を使い、単語の記憶を定着させるようにしましょう。
その生徒からアプリの話しを聞きながら、そういえば、最近は列車でリングカード(カードが片方で束ねられている暗記用カード)をぱらぱらとめくって単語を覚えている人をほとんど見かけないことに気がつきました。わたしが高校生の時は、あのカードの表面に英単語、裏面に意味、例文などを手書きして単語暗記カードを自作していたものです…まさに手作り。
ジェネレーションのちがう生徒さんと接していると、時代の流れを否応なく感じることがよくありますが、単語アプリを使う学習法はまさにその1つですね。
草野